合成ポリマー聞いたことありますか?

2017-03-23

合成ポリマーとは、ビニールやラップ、合成ゴム、シリコンの樹脂のことです。
紙オムツやナプキン、湿気除去用の吸湿材に使用されています。

1960年代の自然食品ブームがアメリカで起こったのがきっかけで、
お化粧品も無添加、無香料のものが出てくるようになりました。

防腐剤も無添加にするため、半永久的に腐らない水溶性合成ポリマーが使われるようになり、
無添加化粧品として販売されるようになりました。

化粧品の中に入っている、合成ポリマーは溶剤で溶けて水溶性になっています。
肌につけ、溶剤がが蒸発するとツルンと肌の上に膜を張ります。

その膜で肌は艶やかに、膜の下で水分を閉じ込めているため、
ふっくらとハリのある肌に見えます。

通常は皮脂と汗が混ざった、皮脂膜でお肌を守っています。

しかし、合成ポリマーの入ったお化粧品で皮膜を作ると、
お肌は皮脂を作るのを必要ないととらえ、皮脂が分泌されなくなります。

そのため、肌のバリアー機能は無くなり、しだいに乾燥肌や敏感肌となっていきます。

また、合成ポリマーは、常在菌の餌にならないため、お肌を守る常在菌は減っていきます。

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困ります…。

敏感肌用の化粧品に使用されているシリコン系ポリマーは、肌内部に入り込んでも刺激がなくかぶれない為、
肌は乾燥していることにも敏感になっていることにも気が付きません。

そして、角質層の水分や油分が蒸発し異物も入りやすい状態になってしまいます。

気が付けば、敏感肌が進行していることもあるかもしれません。

★乾燥肌や敏感肌の方は、ジェルタイプよりも蜜蝋など油分の入ったクリームがお勧めです。

★洗顔用洗浄剤で、ジェルタイプの合成ポリマーが使われているものは、40度以上のお湯でしっかりと洗い流すことが大切です。
40度以上のお湯でないと合成ポリマーは溶けません。お水やぬるま湯だとお肌に幕を張り残ってしまいますので、要注意です!!

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