6月の梅仕事で差がつく夏の健康(梅シロップの作り方)
6月になると青梅を見かけるようになり、今年も梅仕事の時期が来たなぁと感じます。
便利な世の中になり、旬をあまり意識しなくなってしまっていますが
青梅の時期は昔から変わらず6月の時期だけです。
「梅はその日の難逃れ」といい、毎朝、梅干しを一粒食べることで、その日の災いを免れるのです。
また「梅は三毒を断つ」とも言われます。
三毒とは、食・血・水の毒のことで、食中毒などの解毒や血液の酸化によってアレルギーやガンなどが引き起こされるのを
弱アルカリにしたり、自律神経のバランスをとってくれたりするのです。
さらに、10年物や20年物の梅干しは、お薬と同じ役割を持つというので
我が家にも20年物の梅干しがあり、ひどく体調を崩した時に大切にいただくようにしています。
20年物の梅干しは皮の内側がゼリー状になり、普段食べている梅干しとは全く違う味と触感なんですよ!
梅干しを漬けるのは、ちょっとハードルが高いようなら
子供から大人まで楽しめる梅シロップを作ってみてはいかがでしょうか?
夏の暑さで食欲がなくなった頃に、胃腸の粘膜を整えてくれたり
食欲増進や疲労回復にとっても効果があります。
炭酸水で割ってのんだり、かき氷にかけたり、ゼリーを作ったり
我が家ではすごく薄めて塩を入れ、スポーツドリンク代わりに飲んだりします。
梅シロップの作り方をご紹介しますね♪
<材料>
・青梅 1kg
・氷砂糖 800~1kg
・ビン 5リットル用(ふたができるもの)
・竹串
①ビンの煮沸消毒
熱湯をビンにゆっくり回しかけ、湯を捨てたら
布巾の上に口を下にした状態で日に当て乾燥させます。
②青梅を洗う
流水で傷をつけないようにひとつずつ丁寧に洗います。
③梅の水気をきる
カビが繁殖しないように清潔な布巾で水気を拭き取ります。
④下手をとる
竹串を使って下手を取り除きます。
下手がついたままだとエグミのもとになります。
⑤冷凍する
保存袋などに入れて一晩冷凍します。
冷凍することで梅のエキスが出やすくなります。
⑥梅と氷砂糖をビンに入れる
青梅と氷砂糖を交互になるようにし
一番上が氷砂糖になるようにビンに入れる。
★エキスに浸かっていない梅は発酵してしまうので
毎日ビンを傾けたり混ぜるようにする。
⑦完成
1か月ほどで完成しますが、梅を取り出しでから
ビンごと煮沸するか、鍋に移し替えて加熱をします(あくをとる)。
冷ましてから冷蔵庫で保存すれば1年間は梅シロップが楽しめます。
梅シロップを作るときは、青梅がおすすめです。
黄色くなった完熟梅の場合は粘土が高くカビや発酵しやすくなります。
さぁ、6月になったら梅仕事はじめてみませんか?